囚人のジレンマ (The Prisoner's Dilemma)


ある犯罪の共犯者と思われるA、Bが逮捕され別々の監房に入れられている。両人は互いに話をすることも連絡を取り合うこともできない。
この二人にはそれぞれ次のような判決が待っていると告げられている。

「相手が自白しなかった時、君の刑は君が自白しなかった場合2年の刑。自白した場合は無罪となる。
相手が自白した時、君の刑は君が自白しなかった場合30年の刑。自白した場合は10年の刑となる。」

A、Bには相手にも同じ提案がなされていることが告げられているが、最終的な刑が確定するまで相手がどのような決定をしたのか知ることはできない。

囚人の決定と懲役年数を分かりやすく表にしてみよう。

 

自白しない
自白する
自白しない
(2 , 2)
(30 , 0)
自白する
(0 , 30)
(10 , 10)
カッコ内の数字は、左側が囚人Aの、右側が囚人Bの懲役年数を示している。

 

この話はどうしてジレンマなのであろうか?

●ジレンマを回避する方法はあるだろうか?

●この話は何を語っているのであろうか?


 ドーキンス流『囚人のジレンマ』





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